バリ取り技術情報『バリの生成メカニズム』

バリ取り技術情報

 

バリ取りについて、選定から使用方法など

製造現場において、「バリ取りは永遠のテーマ」であると言えます。
特に機械加工で出るバリは加工方向に対して出口方向に硬く大きく出る特徴があり、製品加工終了後、仕上げ工程として手間を余儀なくされます。

このホームページの主そりたけは、元バリ取りツールメーカーの技術営業員をしながら、全国様々な製造現場を歩き、「バリ取り技術=バリテクノロジー」の研究をしてまいりました。
あいにく現在は退社し別業種となってしまいましたが、ここにバリ取り技術の記録を残します。



バリ取りの基礎

バリの生成メカニズム

そりたけです。

機械加工で出るバリは硬く、取りにくい!と前回記述しました。

なぜバリは出来るのでしょうか?
なぜ出口に出るバリは硬くて取りにくいのでしょうか?

ここらへんがよく分かってくると、バリ取りツールの選定もしやすくなります。
まさしく、バリを知ることがバリ取り技術の第一歩なのです。

 

と、堅い前置きはさておき(笑)


バリの生成メカニズムについてお話します。
出口バリはなぜ出来るのか?
この図でご説明します。

バリ取り


こちらは被削材の角方向に向かって表層を削っている図です。

図の様に、切削工具が角に向かって切削加工を行う時、切削予定面よりも下の部分、
「負の塑性域」に力が掛かり塑性変形して出口バリが形成されます。

よく、バリは削った切粉(切りくず)が変化したものだと誤解されている方がいますが
半分正解、といったところでしょうか。
実際にバリの硬い理由、厄介な理由は、塑性変形したバリのせいなのです。



バリ取り

参考文献:岩田一明ほか_走査型電子顕微鏡によるバリ生成機構の解析、精密機械、48,4(1982)510


こちらは実際に走査型電子顕微鏡で確認したものです。

アルミニウムの方では、加工線より下部「負の塑性域」が変化している事がよく分かります。



この負の塑性域が悪さするならば、そこをどうにかする事でバリを減らせないか?
これがバリ取りの一つのポイントになります。

バリ取りの基礎編はこれにて終了です。

次回からは、バリの抑制について記述します。

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